裏の高速大量回転法

KTK(高速大量回転)法のやり方、習得へのヒント、読んだ本を中心に発信していきます

裏の高速大量回転的2016おすすめ本10選

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高速大量回転法実践家のデビっちんです。

 

ざっくり止まらずに飛ばし読みしつつ、何度もくり返し読むことで理解も記憶も進むKTK(高速大量回転)法に出会ったおかげで、僕の人生は豊かになりました。

 

というのは、もともと本を読むのは好きで楽しかったんですが、KTK法を知ってからは、読みたくない分野の本を読むハードルが下がりましたし、最初の10ページくらいだけ読んであきらめるということがなくなったからです。

 

今では月に30~50冊くらい読むことができるようになりました。

 

最初は1日に1冊って、あなたは本当に同じ人間ですか?って思っていたんですが、以外に読むことができます。そう思えるようになったのも本をたくさん読んで、人間には無限の能力が備わっていると知って、価値観が変わったからです。

 

読書スピードを速くするマスターキーが「ストック」であることは、このブログにお越しいただく人は十分ご理解いただけていると思います。

 

知っていることがたくさんあるから本を速く読むことができるのは、『どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)』や『ほんとうに頭がよくなる「速読脳の」つくり方』で紹介されています。

 

しかし、そのためには本をたくさん読まないと速く読むことができないという、ニワトリ⇔卵の理論が立ちはだかります。

 

速読するには、読書時間をしっかりとって本を読み続けることが、回り道のようで一番の近道なんですが、面白くない本を読むのは時間はかかりますし、途中で挫折することもあります。

 

その回避策は自分の目標へのヒントがある本、あるいは、面白い本を読むことだと思い、今回2016年に読んだ本の中からおすすめの10冊を3つの切り口と+αでご紹介します。

尚、宇都出先生の本以外のご紹介になります。

 

 

気づき系

あらゆる成長は気づくことから始まります。気づく上でのポイントは、「今-ここ」にあるという点です。過去の問題も、未来への不安も、「今-ここ」で感じる身体感覚での気づきに拠るからです。身体の声を聞いて、気づきの力を高めることができれば、新たな選択をすることができます。その選択が新たな地図を獲得することにつながり、成長へと続いていきます。そんな気づきについて、わかりやすく解説してくれているのが本書です。ゲシュタルト心理学について、めっさわかりやすく書いてある本です。

 

昨年惜しくも引退してしまった黒田投手が自身のピッチングについての考え方やプロ野球選手としての心構え、実際の対戦場面を振り返り、何を考え、何を目的に球種、コースを選択していたかが丹念に述べられているました。セオリーは一般論であり、誰にでも当てはまるものではありません。ここから、常識の逆を選択することでも世界レベルでの成功を収めたということがわかります。そのために黒田投手が行っていたことは、普段から自己観察を徹底し、自分の状態を把握しておくことだったのです。不利なシチュエーションも見方を変えれば有利になります。すべては次のための布石、考えて実践するからこそ、結果が残せたのです。高速大量回転法も同じで、自己観察し、次の回転のために何を布石として残すかがわかると何回やっても同じという結果にはなりません。

  

記憶、問いの力を高める系

記憶力が最強のビジネススキルである』で記憶の大切さ、そのマネジメント法が記載されていますが、本書を読むと、記憶術を活用することで誰もが記憶力を伸ばせることがわかります。普通の記憶力を持つ著者が、たった1年で全米記憶記憶王になっちゃったんですから。そこに至るまでのプロセスと、記憶の達人たちが導き出した、正しい訓練方法や記憶の極意は必見です。人間は記憶の集合体であるのですから、自分がどう感じ、どう行動するかは、自分が憶えていることによって決まります。その記憶を高めマネジメントすることができれば、自ずと頭はよくなります。

 

知識も大切だけど、正解がどこにあるかという発想ではなく、物事の解釈に疑問を持ち考えることが大切です。複眼思考とは、一つの視点にとらわれない複数の視点を自由に行き来する相対化の思考法で、なぜという問いを基点にして、新しい「問い」を発見していきます。KTK法は、ざっくり読んで、思い出し、問をたてるという3つのプロセスをくり返して、たんだんと深く本を読んでいきます。その問をたてる質を高めたい人は本書をおすすめします。

  

思考転換系 

今回の記事の気づき系で紹介した黒田投手の本でも 常識とは逆の選択をすることで成功したという例を知ることができますが、こちらの本のほうがインパクトは強烈です。著者の堀氏の1日の睡眠時間は45分なんですから。「睡眠は健康には不可欠、○○時間しか寝てないから寝不足だ。」といった睡眠に対する常識がガラガラと壊れました。睡眠時間が短いショートスリーパーの方が、集中力が高まり、眠気、疲労もなく、健康的であることを科学的に理屈の面から説明しています。本書を読めば、高速大量回転法に於ける常識の真逆を選択する行動が可愛く見え、実践へのハードルが下がるかもしれません。スキルをマスターすることで、自分1人のためにその恩恵を使うだけでなく、自分以外の人のために活動することができるという考え方は、スキル習得への大きな原動力になると思います。読書時間を捻出できないという人は、本書に記載されている短眠の習得方法と睡魔の取扱説明書を実践してみてはいかがでしょうか?

 

常識をぶち壊すほどの程度のモノは、翻って信じられないと拒否反応が生じるのももっともです。もうちょっと現実的にモノゴトを受け入れる解釈の幅を広げたい人はこちらがおすすめです。

 

「おもしろきこともなき世をおもしろくすみなすものは心なりけり」

 

起きることは変えることができません。しかし、思考を変えれば、最悪な出来事だって一瞬で最高にできます。物事には良いも悪いもなく、すべてはフラットです。正しいか間違っているか、良いか悪いか、幸せか不幸か、といった捉え方はその人の考え方次第です。本書の考え方を習慣化できれば、人生で悲観する可能性はグッと低くなると思いました。軽いタッチでサクッと読めて、元気になれる本です。

 

人気番組を手掛ける天才プロデューサーの視座や頭の中を垣間見ているかのように感じられる本です。仕事って、やらされるのではなく、自分で企画して進めていくという考えが仕事を楽しくする秘訣なんですね。面白くないと感じているうちは、自分のとらえ方に原因があります。好きなことだからこそ、身に降りかかってくるリスクをリアルに想像しつつ、積極的に獲物を狩りに行くことが人生を楽しくするのです。

前向きだけど、ネガティブ。その両極端を場に合わせて自由に往復することができることがわかれば、高速大量回転法の習得に近づくこと間違いなしです。

 

デビっちん的お気に入り!

僕が2016年読んだ本の中で、文句なくナンバー1の本です。 

本書の考え方を理解し実践することができれば、あらゆることを学ぶことができると思います。片や知能と知能がせめぎ合うチェス、一方で肉体と肉体がぶつかり合う太極拳の両方で世界チャンピオンになった著者が見出した学び方が記載されているのですから。その学び方の学びは魔法ではなく、地道で単調な訓練を継続することが必要となり、一時的に能力の退化をも受け入れる必要があります。華やかな技術をたくさん学ぶよりも、徹底的に洗練された一つの技を取得するほうが重要です。なぜなら、その本質はあらゆる分野に展開できるのですから。そんな究極とも言える学び方を実践するには、徹底的な自己観察が欠かせないことがわかります。

 

電車の中で本書を読むのはおすすめしません。男女の行動とその背後にあるメカニズムがズバリと記載されていて、笑いを堪えきれずニヤニヤする怪しい人になってしまいました。彼(女)がほしい人や夫婦仲をよくしたい人は、一読することで簡単に道が開けます。男女の括りで話しが展開されていますが、メタレベルで考えると「自分」と「自分と真逆の考えをする人」とに置き換えることができると著者は述べています。読書は自分と著者のコラボレーションですから、自分と真逆の立場の考えを知ることができれば、本も速く読みやすくなります。

 

マーケティングの考え方をマーケティング用語を使わずに解説しています。成功率をグッと高めるためには、マーケティング思考による選択と集中の考え方が欠かせません。低迷していたUSJではマーケティング重視にすることで、新規事業の成功率が30%から97%になったんですから。どう戦うかの前に、どこで戦うか?その対象に何をどうやって影響させるか?高速大量回転法も何を選択し、どう集中するかで、そのプロセスの習得の速さは変わってきます。

 

おわりに

少しでもご興味が湧いた本はありましたか?

1つの本を徹底的に読み込むことももちろん大切ですが、他の本に答えがサクッと記載されていることもあることを考えると、たくさん読んだ方が問題の解決は早いです。言わずもがなの補足ですが、資格試験の勉強だけは、1冊の本をくり返しやったほうがいいです。

 

読めば読むほどストックがたまり本は速く読めるようになりますし、ストックとストックが結びつき新たな発想も生まれやすくなります。それこそが読書の醍醐味であり、それを加速させるためにも高速大量回転法はとても有意義なスキルです。

 

2017年版です。

www.kousokutairyoinfo.com

 

 

それでは今回は、このへんで。 

デビっちんでした♪