KTK(高速大量回転)法で速読の秘訣とささている、「音にしようとしない」ってどんな感じ?
具体的にどうすばいいかわかるといいんだけど……
今回の記事では、
「音にしようとしない」
について実践経験から解説します。
KTK(高速大量回転)法実践家のデビっちんです。
「音にしようとしない」ためには、
いちいち音にするのが面倒くさくなるまでくり返し音にする
ことが1つの解になります。
KTK(高速大量回転)法を実践中のデビっちんは決して少なくない時間をかけて「音にしようとしない」に気づきを得ましたが、みなさんは無駄な時間を費やさず、本当にやりたいことに時間を使ってくださいね。
「音にしようとしない」ことについて理解を深め、資格試験の短期合格や読書ライフを楽しみましょう!
- デビっちんも「音にしようとしない」がわからなかった
- 「音にしようとしない」が解説されている本
- 「音にしようとしない」裏の高速大量回転法的対応
- 「音にしようとしない」=音をすべてなくす必要はない
- 「音にしようとしない」習得プロセス
デビっちんも「音にしようとしない」がわからなかった
この「音にしようとしない」は、デビっちんも最初はよくわからなかったところでした。
詳しくは、こちらの記事です。
KTK(高速大量回転)法を習得しているプロセスを当時と習得後の視点からお伝えしています。
自分で書いた内容ですが、引用してみます。
□音にしようとしない、わかろうとしないがわかりませんでした。
この2つの内容は、どんな感覚かわからず悩みました。頭の中で音が響く感じ?どんな感じだよ?黙読とは違うんですよね?とかって感じでした。
なので、この要素はほーっておきました。スルーしちゃいました。
大事なのは止まらずに回転を続けることと自分に言い聞かせました。
今はわからなくていいやと思いつつも、やはりわかりたい(笑)、というのが当時の正直な感想です。
回転の間の休憩時間には該当箇所を何度も読みました。
以下では、どう解釈、対応していったかを説明していきますが、その前に1次情報を確認することから始めましょう。
「音にしようとしない」が解説されている本
「音にしようとしない」は、『どんな本でも大量に読める速読の本』で解説されています。
少し長くなりますが、引用します。
◎文字を音にする癖をなくす
……略……
・音にして読む癖(音読、もしくは黙読する癖)
今この瞬間、あなた自身にこの癖は出ていませんか?
……略……
音にしようとしなくても、この文章の意味をつかむことができたはずです。
なお、音をすべてなくす必要はありません。音にしようとするのをやめるだけです。すると、まったく音がなくなったわけではなく、頭の中で何か音が響いているような感覚になったかもしれません。
このように、私たちは、音にしなくても意味がつかめるにもかかわらず、本など、長い文章を読む場合には特に「音にして読む」癖が出てしまいます。
音にするためには、一文字一文字に意識が行って、視野は狭くなってしまいます。また、音にしようとすることで時間がかかり、眼の動きは遅くなってしまうのです。
出典:『どんな本でも大量に読める「速読」の本』 P. 44~45 著:宇都出雅巳
この部分を読んでしばらくは、
「音にしてはいけない」
とデビっちんは誤解していました。
音にしないで、どーやって読むんだ?
見た瞬間、その単語や文章の映像が頭の中にイメージできる?
頭の中で音が響くってどういう感覚だ?
黙読とは違うの?
というような感想を持ったんですね。
何度も何度も読んで、考えに考えて考えてみたんですが、やっぱりわからない(悲)
なので、この要素はスルーしてやれることをやろうと思ったのが、KTK(高速大量回転)法の習い始めでした。
「音にしようとしない」がわからなきゃ、試験に合格できないわけじゃないですし、あくまで本を速く読むための補助要素と考えたからです。
「音にしようとしない」裏の高速大量回転法的対応
でもやっぱり、「音にしようとしない」について、「わかりたい」「できるようになりたい」という執着心がありました(汗)
何度も何度も該当部分を読み、考え、実践し続けました。
『どん速』のおかげで読書するのがますます楽しくなって、月に何十冊と本を読めるようになりました。それが何ヶ月か続いた後、急に
「音にしようとしない」ってこうすれば体験できる!?
と気づいたんです。
それは、
音にするのが面倒くさいと思えるようになるまでくり返す
です。
最初は音にして読んでいても、もっと速く読みたいという意識を持ちながら何十回とくり返して読んでいくと、
わざわざ音にするの面倒くせーな
と感じくるようになったんです。
音にする時間がなかったら、もっと先まで読めるんですから。
という視点で『どん速』にも出てきた「しょうゆラーメン」の例を思い出してみてください。言葉を覚えたての子どもの頃は、音にしてゆっくり読んでいたと思うんですよ。
何度も何度も同じようなメニュー(言葉)を読んだり聞いたりすることをくり返す中で、自身のストックとなり、結果として視読できるようになったのかな、と。
「音にしようとしない」=音をすべてなくす必要はない
デビっちんは決して少なくない時間を費やし、
何度も何度も同じ言葉を読んだり聞いたりすることをくり返す中で、
「音にしようとしない」
つまり、視読できるようる
という気づきを得ましたが、『どんな本でも大量に読める速読の本』に答えは既に記載されていました。
なお、 音をすべてなくす必要はありません。
出典:『どんな本でも大量に読める「速読」の本』 P. 45 著:宇都出雅巳
ちゃんと書いてありましたから。
読み違いもありますし、わかったと思ったことが再読してわからなくなることもあります。
ですから、くり返し読み続けることで新たな発見があります。
「音にしようとしない」習得プロセス
「音にするのが面倒くさいと感じるようになるまでくり返す」
結論はこれです。
ではどうすれば、
そう感じるようになるか?
という問いが立ちます。
その解決方法として以下のことと試してみてください。
- いつものスピードで音にした声を録音する
- 録音したものを2倍速で再生しながら読む
- 録音したものを3~4倍速で再生しながら読む
これくらいやれば、音にするのが面倒という感覚になれます。
ボイスレコーダーを購入しなくても、今はスマートフォンに録音機能と倍速再生できるアプリがあるので、ハード面のハードルは低いです。
注意点としては完璧にやりすぎないことです。
本全部じゃなくて特定の1章だったり段落だったりでOKです。
なぜこの方法が効果的なのかというと、速読の本を何冊か読んでいると、声に出して読むことをワークとしている速読関係の本でこの内容が重複して解説されていることに気づいたからです。
当時は何かしらの効果があるんだろうなと思っていたんですが、きっと「音にしようとしない」の感覚を体験するためなんだろうな、と今は考えています。
以下の記事も参考に理解を深めてください。
『どん速』をお持ちの方は、「疑似速読訓練」が記載されているところへGO!です。
(文庫版 P.52)
是非、再読してみてくださいね!
KTK(高速大量回転)法に興味があれば手元においてすぐに読めるしておくべき本です。今回の記事で解説しているように、デビっちんも何度も何度もくり返し読んで気づくことがありますから。
それでは今回はこのへんで。
デビっちんでした♪