高速大量回転法実践家のデビっちんです。
KTK(高速大量回転)法の読み方がよくわからないんだよね。。。
そんな時はジグソーパズルの組み立てをイメージするといいよ!
今回、合格(ウカ)る思考 の中で紹介されている、ジグソーパズルのように読む。
こちらの内容を深掘りして具体的にお伝えしていきます。
KTK(高速大量回転)法を知らない人はこちらをどうぞ。
- ジグソーパズルのように読む
- ジグソーパズルの作成過程
- 1.ピースをすべて表面にする
- 2.大きく3つの種類にピースを分ける
- 3.4つの角を設置する
- 4.外枠を作成する
- 5.残ったピースを色分けする
- 6.箱の図柄を見つつ、わかりやすいところから作成する
- 7.残ったピースを力技で当て込む
- ジグソーパズル読みとの思い出
ジグソーパズルのように読む
合格(ウカ)る思考 の該当部分からジグソーパズル読みの部分を引用します。
全体思考の部分からです。
さて、あなたはジグソーパズルを組み上げようとする時、どうやりますか?たとえば左上端かは順番に組み合わせようとするでしょうか?
しませんよね。おそらく、わかりやすいところ、わかりやすいところから組み合わせていくと思います。たとえば、外枠の部分は1辺が平べったくなっていますからはめ込みやすいですよね。さらに二辺が平べったく角になっているピースは四隅のどこかですから、さらにはめ込みやすくなります。また、何かの文字や図柄が入っていれば、その色や形が入っていれば、その色や形が入っているピースだけを集めてそこで組み合わせていけば楽です。
わかるところからやるほうが効率的ですよね。
このジグソーパズルを効率的に組み上げるように、本を読んでいくのがKTK(高速大量回転)法です。
今回は、この例えをもう少し詳細に、ステップごとに解説していきます。
ジグソーパズルの作成過程
ジグソーパズルを知らない人がいるかもしれませんので、少し詳しく説明します。
ジグソーパズルとは、上の写真のように1枚の絵や写真をバラバラに分解した「ピース」を組み立て完成させるモノです。
500ピースとか1000ピースのものを組み上げたときには、ものすごい達成感があります!
今回は達成感ではなく、その作成プロセスが話の中心です。
(達成感も関係ないわけではないんですけどね。)
ジグソーパズルを速く完成させコツは、以下の7つのステップです。
- ピースをすべて表面にする
- 大きく3つの種類にピースを分ける(角用、外枠用、それら以外)
- 4つの角を設置する
- 外枠を作成する
- 残ったピースを色分けする
- 箱の図柄を見つつ、わかりやすいところから作成する
- 残ったピースを力技で当て込む
ここから、各部分の詳細を、KTK(高速大量回転)法と絡めて説明していきますね。
1.ピースをすべて表面にする
ジグソーパズル:
2 つめ以降の工程を楽にするために行います。
KTK(高速大量回転)法:
「本のカバーを外す」といった準備段階です。
2.大きく3つの種類にピースを分ける
ジグソーパズル:
3の工程を行うための分別です。
- 角用ピース
- 外枠用ピース
- 上記以外のピース
KTK(高速大量回転)法:
本を、章・単元別等に、カッターやはさみで分解する位置づけです。
3.4つの角を設置する
ジグソーパズル:
パズル全体の大きさを規定する工程です。
ここから内側しか作業領域はありません。
四角い形をしたパズルの完成形は、外枠の部分に凸凹がありません。
つまり、外枠部分が直線になっています。
その直線部分が2つあるのが、カド用のピースです。
四角い形をしたパズルなら4つあります。
完成形の絵を見ながら、4つの角を設置します。
KTK(高速大量回転)法:
目次の大項目部分を読む工程です。
一番大きく太く記載されている目次のことです。
目次の大項目を確認し、本の構成、全体像をとらえます。
ここで、余裕があれば目次からどんな内容か想像力をハタラカセておきましょう。
4.外枠を作成する
ジグソーパズル:
角用ピースと角用ピース間を、外側が直線になるようにつなげていきます。
図にすると、こんな感じです。
KTK(高速大量回転)法:
目次で言うところの、中項目だったり見出しの位置づけです。
上で説明した目次の大項目とあわせて何度も回転させつつ、この本がどういう構成になっているかを頭に入れます。
別の言葉で言えば、「全体像の把握」です。
ジグソーパズルの組み立ては一度外枠を設定したら終わりですが、KTK(高速大量回転)法では、角(目次)を含め外枠(中項目、太字)を何度もくり返し読むことです。
5.残ったピースを色分けする
ジグソーパズル:
6以下の工程を楽にするための作業です。
ここでのポイントは、形ではなく色別に分けておくことです。
KTK(高速大量回転)法:
本全体をざっくり読む中で、何度も出てくるキーワードを把握するような位置づけです。
6.箱の図柄を見つつ、わかりやすいところから作成する
ジグソーパズル:
箱に表示されている完成系を見ながら、ステップ5で分けたピースを特徴がある部分や自分が気になるところから部分的に組み立てていきます。
部分、部分でつながるったものが何箇所かできてくるはずです。
ここで大事なのは、手にとったピースがどこかにハマるのにこだわらないことです。
一度手放し、さっさと別のピースをつなげてみましょう。
つながらなかったピースは、また後でつなげてみます。
さっきはつながらなかったのに、つながるかもしれません。
別のピースのつながりが、そのピースのつながりの手助けになるからです。
ここまでくると、つながる部分が多くなって、ピースをはめ込むスピードがだんだん速くなってきますし、全体図に近づいてくるので達成感も高まってきます。
KTK(高速大量回転)法:
わかるところ、気になるところをざっくり読んでいきます。
読んで意味がわからなかったからといって、うんうん時間をかけて今読んだ文章を理解できるまで拘らないことが大切です。
読んでわからなかったら、さっさと別の文章を読みましょう。
意味がわからなかった文章は、また後で読みましょう。
今度は意味がわかるかもしれません。
別の文章の理解やつながりが、その文章がわかることの手助けになるからです。
対比して書いたので意味はわかりやすいと思うんですが、実践するのは中々難しいかもしれません。
というのは、ジグソーパズルのピースだと意味を考えることをしないので、さっさと次に行けるんですが、文字や文章になってしまうと、途端に意味を考えてしまうからです。
ジグソーパズルと日本語をつなぐ中間段階として、こちらの記事も参考にしてください。
日本語だと意味を考えてしまいがちですが、英語だと考えてもわからないから次に行きやすいですし、それでいて、たまには意味がわかります。
7.残ったピースを力技で当て込む
ジグソーパズル:
最後に、はほぼ特徴がなく陰影が異なるだけの似かよった色のピースが残ります。
その色合いや特徴を注意深く見てつなげるのは、至難の業ですしコスパが悪いです。
ピースの凸凹の位置も考えつつ、はまるかどうか1個ずつ力技で確かめていきます。
同じピースを何度も触る中、どれかが必ずつながり、残りのピースが少なくなってきます。
ここらへんからは残りのピースが少なくなるにつれ加速度的にスピードが増していきますよ。
最後のピースがはまれば、めでたく完成です^_^
KTK(高速大量回転)法:
ジグソーパズルと違って、最後まで完璧に本の内容を理解するということはできませんし、不必要だと思います。
6のステップをくり返し、自分がなぜその本を読むことを決めたのか、その目的と照らしあわせてみてください。
一方で、資格試験の場合は、残された時間や他の教科や分野との兼ね合いで判断してみてください。
ジグソーパズルの効率的な組み立て方のプロセスを考えると、力技で暗記するところは試験直前が一番最適だということがわかりますね。
ジグソーパズル読みとの思い出
数年前、「通関士」という資格試験の勉強を通して、KTK(高速大量回転)法を学びました。
合格できて、この考えを自分なりに説明するとしたら、どんな具体例を使うだろうか?という時に頭に浮かんだのがジグソーパズルの例でした。
ジグソーパズルに例えた説明を宇都出先生にお話したところ、「わかりやすい」とのフィードバックをいただき、少しは恩返しできたのかなと思っています。
そのときを振り返ってまとめたものがこちらです。(全12回です。)
www.kousokutairyoinfo.com
ジグソーパズル以外にも、塗り絵の効率的な塗り方とか、ご自身の体験で考えてみると理解が深まりますよ!
それでは今回はこのへんで。
デビっちんでした♪