高速大量回転法実践家のデビっちんです。
少し前に、速読技術「音にしようとしない」の対処法をご紹介しました。
その中で、音にするのが面倒くさくなるまでくり返すことで、「音にしようとしない」という速読技術になることをお伝えしました。
今回、その背景となる、音にしても良い理由を解説します。
音にしていい理由
どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)の中に、「音にしようとしない」という速読技術が独り歩きして、KTK(高速大量回転)法の習得に難儀している方がいらっしゃるかもしれません。
でも、音はなくならないです。
前回お伝えした内容と重なりますが、『どん速』(文庫版)の45ページに
なお、音をすべてなくす必要はありません。
音にしようとするのをやめるだけです。
と記載されていますから。
見慣れた言葉や何度も音にしたことがあれば、あえて音にしなくても理解できるというのが「音にしようとしない」速読技術の意味です。
あえて音にしてみる
逆に考えれば、見慣れてない言葉や何度も音にしたことがない言葉は、あえて音にすることが必要です。
実はこのことを端的に宇都出先生が説明してくれています。
使える英語は「読む」から身につく英語楽読法(P.151)
ただし、日本語に比べて、英語に関しては圧倒的に音にした経験は少ないので、まずは「音にしようとしない」ことよりも、しっかりと音読をして、音にした経験を積んでいくことが必要です。
英語に関わらず、日本語でもなじみがないものは音読することから始めるのが吉でしょう。
そうすることが遠回りなようで、速く読むための近道です。
デビっちんも通関士試験受験や基本情報技術者試験の勉強し始めは、問題文を音読しました。
音読することで、出てくる言葉はもちろん、その試験独特の問題文のリズムになじむことができたと感じています。
真逆の行動を上手く取り入れつつ調整していくのが、KTK(高速大量回転)法の醍醐味なのかもしれません。
ちなみにですが、KTK(高速大量回転)法の習得がなかなかできなく悩んでいる人は、
よりも、
上で紹介した
を読むとブレイクスルーが生じるかもしれません。
まとめ
・音はなくならない
・見慣れた言葉や音にした経験が多ければ、あえて音にしようとしなくても理解できる
・見慣れない言葉や、なじみがない言葉は、音読してみる
それでは今回はこのへんで。
でびっちんでした♪