継続が大切ってよく聞くし、そう思うんだけど、続けるのは難しいんだよね。
継続するコツってあるの?
今回の記事では、そんな悩みを解決します。
KTK(高速大量回転)法の実践家デビっちんです。
年間200冊以上の本を読んでいます。
今まで読んだ本はこちら
継続するには、あなたの意志力や精神力を強くすることは必要なく、『続ける技術』を読んで実践することで簡単に継続できます。
今回の記事では、『続ける技術』の中から継続するためのスキルをお伝えします。
継続するための軸となるスキルは次の2点です。
- ターゲット行動の発生をコントロールすること
- ターゲット行動を邪魔するライバル行動の発生をコントロールすること
継続できない理由や仕組み化のコツもお伝えしていますので、興味があれば是非チェックして実践してみてください^^
- 何かを続けることができない2つの理由
- 継続するためには、意志力は必要なく「続ける」仕組みの構築が大切
- 行動を継続するための2つのパターン
- 継続するための基本方法
- デビっちんの通関士試験合格時の継続の仕組み
- おわりに
何かを続けることができない2つの理由
何かやりたいことを継続できないのは2つのパターンに分解することができます。
- やり方を知らない、わからない
- やり方は知っているが、「継続の仕方」がわからない
続かない理由①やり方がわからない
続かない理由②やり方はわかっているが、「継続の仕方」がわからない
出典:『続ける技術』 フォレスト出版 著:石田淳 P.38
今回お伝えしたいのは、
理由②やり方は知っているが、「継続の仕方」がわからない、
です。
一度考え方とやり方を身につけてしまえば、あらゆることで継続して結果を残しやすくなります。やり方についつては、今や書籍やネット各種セミナーでやり方を知ることができるので、興味のあることや勉強したいことにあわせて調べればOKだからです。
継続するためには、意志力は必要なく「続ける」仕組みの構築が大切
なかなか継続できなくいのは、あなた自身の意志力に問題があるわけではなく、続けるための考え方と仕組みが構築できていないからです。
続かないのは、意志とか精神力が理由ではないです。
もちろん強靭な意志力があれば継続には有利なのは間違いないですが、デビっちん含め人間は弱いものです。
持って生まれた弱さを強くするのは長期間の忍耐強い訓練が必要で、なかなか改善できるものではありません。まして、継続することが苦手なんですから、長期間の訓練なんてムリムリ。
そのまま受け入れ、その弱さは補う仕組みが作ってしまうのが継続の秘訣です!
詳しくは、『続ける技術』を読んでいただくのが一番ですが、端的にポイントをお伝えしていきます。
こちらの本では、意志力とか精神力ではなく、さらには、結果ではなく行動に着目しているのがミソです。行動科学が背景にあるからです。
行動に焦点を当てていないから続かない
行動を継続するための2つのパターン
- 不足行動を増やす
- 過剰行動を減らす
あなたが継続したいと思っている行動には、二つのパターンがあります。
第一に英会話学習や筋力トレーニングを継続させたい、というような「不足行動を増やす」というパターン。
第二に禁煙やダイエットで過食を防ぐ、などの「過剰行動を減らす」というパターン。
出典:『続ける技術』 フォレスト出版 著:石田淳 P.45~46
あなたは、増やす、減らす、どちらの行動を取りたいのでしょうか?
どちらの方向にするかを明確にしましょう。
不足行動を増やす
不足行動の対象は、これから始めたい行動、増やしたい行動です。
増やしづらい理由は、以下の3つがあります。
- すぐに成果を確認できない
- ライバル行動の存在
- ライバル行動は望む結果を得やすい
例えば、勉強するという目標があるとしましょう。
不足行動は、
- 問題を解く
- 本を読む
- 机に向かう
等です。
ライバル行動は、
- 漫画を読む
- テレビを見る
- ネットサーフィンする
- ケーキを食べる
- 寝る
等です。
過剰行動を減らす
過剰行動の対象は、減らしたい行動、やめようとしたい行動です。
減らない理由は、以下の3つがあります。
- すぐに成果を確認できる
- 自分で特別な努力をする必要がない
- 簡単に継続できてしまう
例えば、禁煙したいという目標を思い浮かべてみるとわかりやすいと思います。
過剰行動が、喫煙することです。
タバコを吸うことが既にルーティンになっているため、意志力を使わず楽に継続できてしまっています。
今回は、新たな習慣を作り出すことが目的なので、不足行動を増やす方について説明していきます。
継続するための基本方法
継続するための2つの基本原則
継続するための基本は、次の2つの原則です。
- ターゲット行動の発生をコントロールする
- ターゲット行動を邪魔するライバル行動の発生をコントロールする
こちらを踏まえて、不足行動を増やすために書き換えると以下になります。
- ターゲット行動が生じやすい条件を整える
- ライバル行動が生じにくい条件を整える
ターゲット行動を増やすための3つのステップ
- 行動のヘルプ(補助)を作る
- 動機づけ条件を作る(行動したときのメリット)
- 行動のハードルを低くする
ライバル行動を減らすための3つのステップ
- 行動のヘルプ(補助)を取り除く
- 動機づけ条件を取り除く(行動したときのメリット)
- 行動のハードルを高くする
行動の具体例
例えば、資格試験の合格を目標としてみましょう。
目標:資格試験の合格
ターゲット行動:問題集を解く、参考書を読む
ライバル行動 :スマホを見ない、TVを見ない
ターゲット行動を増やすには、以下のような取り組みが考えられます。
- 問題集、参考書を鞄に入れておき、いつでも読めるようにする。
(行動のヘルプ(補助)を作る)
- 勉強できたらお菓子を食べれる、お酒を飲める
(動機づけ。何でもOKです!)
- 1問終わればOK、1章読めばOK
(行動のハードルを低くする)
反対にライバル行動を減らすには、以下のような取り組みが考えられます。
- 通勤中はスマホの電源を切って鞄の一番奥にしまう。
デビっちんの通関士試験合格時の継続の仕組み
デビっちんは、通関士試験合格のためにKTK(高速大量回転)法という勉強方法を活用しました。
高速大量回転法をご存知ない方はこちらの説明がわかりやすいです。
https://studyhacker.net/interview/masami-utsude-sokudoku-01
試験勉強時の目標設定はこんな感じでした。
目標:通関士試験で合格最低点を上回る(各科目60%)
ターゲット行動:「思い出す」行為を増やす
当時は、ライバル行動という概念がなかったですし、スキマ時間含めて時間があれば問題集を読むか、『どんな本でも大量に読める速読の本』『合格る技術』を読んでいました。
当時は本を読まない子だったので、『続ける技術』なんて当然知りませんでした。この本を読んでいたらもっと苦労することは少なかったなーと少し悔しいです。
逆に考えれば、知らず知らずのうちに本の一部の内容を実践できて結果も出ていることから、内容に有効性があることは間違いないです。
当時の実践過程を記事にしています。
当時は「思い出す」ことが不足行動でした。
この不足行動を増やそうと思って、やることを決めたタイミングです。
- トイレ行った時
- お風呂上がったとき
- 歯磨きした後
ここでのポイントは、何かのイベント後に設定することです。
理由は、何かをやる前にターゲット行動を設定しても結局やらないことが多かったからです。特に生活の中で1日に1回以上発生するイベント直後に狙いたい行動をとると強制力が発動して継続しやすくなります。 既にルーティンとなっている行動の力を活用して、新たな行動を継続するようにしましょう。
巨人の肩に乗りましょう!
2020年6月24日の宇都出先生(KTK法の開発者)のメルマガで、「いきなりスクワット」という話がありました。その内容は、お風呂上がりに間髪いれずにスクワットすることです。
スクワットして汗をかくからお風呂に入る前にやる方がよいのでは?
と思われるかもしれませんが、お風呂上がりだからこそ継続できるのです。
他にも本をバラバラにして持ち運びしやすくしたり、回転しやしすくしたり、するのも、継続するための項目を突き詰めていった結果だと考えられます。
なかなかKTき(高速大量回転)法をマスターできない人は、「継続する仕組み化」という視点で著書を読んでみると、より深く内容を受け取れると思います。
おわりに
多くの成功者が語ることの1つに、コツコツ頑張ることがあることが事実です。継続するためには意志力や精神力よりも、続けるための方法を知り仕組み化することが大切です。
継続するための方法は、以下の2つです。
- ターゲット行動の発生をコントロールすること
- ターゲット行動を邪魔するライバル行動の発生をコントロールすること
以下の本が、簡潔かつわかりやすい解説になっていてオススメです。
漫画版もあります!挿絵とストーリー重視で学びたい方はこちら。
大学受験時とか資格試験勉強前に読みたかった本です。継続する方法は自分自身にはもちろん、会社の部下へのアドバイスや子育てなど、どんな事にでも活用できるので、速めに読んで実践する方が人生有意義になれます^^
継続する方法を仕組み化する点では、日常生活でトリガーとなるイベント直後にターゲット行動を設定するのがより効果的です。
行動や仕組化ではなく、そもそもの精神力を高めたい方はこちらを読みましょう。
継続に精神力は必要ないと言いつつ、やっぱり高めたい力です。
それでは今回はこのへんで。
デビっちんでした♪