高速大量回転法実践家のデビっちんです。
宇都出先生の『スピード読書術』という本の中に、「本を読んでいる自分を読む」という速読の極意が記載されています。
今回、この「本を読んでいる自分を読む」というのは3人称の視点で本を読んでいるということに気づいたので、今回お伝えします。
人称の定義
人称というと、学生の頃に英語の授業で習った、「I・my・me・mine」や「you・your・your・yours」なんかを思い出すかもしれません。
しかし、ここで言う人称とは視点のことです。
自分目線(1人称)
1人称の視点は、自分中心の視点です。
感情の赴くままに自分勝手に解釈する自己中心的な視点です。
読書時の傾向として、自分にピッタリというところは心底共感し、そうでないところは排除するような読み方をしていることが多く、自分勝手に読みたいように本を読む人です。
著者目線(2人称)
2人称の視点は、相手中心の視点です。
相手の立場で考えることができますが、相手のことを思うあまり自分を犠牲にしてしまう視点です。
読書時の傾向として、本に書いてあることを素直に実践しますが、自分が何を感じ、どう変化しているかを感知しにくい人です。
俯瞰の目線(3人称)
3人称の視点は、1人称と2人称を1次元上から見下ろす視点です。
読書の傾向として、KTK(高速大量回転)法の読み方ができる人です。
自分勝手に本を読むわけでもなく、本に書いてあることをただただ信じるわけでもなく、思い出すことで自分自身からフィードバックを得たり、回転の中での変化を感じとります。
また、本に書いてあることを淡々と受けとめる一方で、センス・オブ・ワンダーによって問いを発し続けます。
この一歩引いて、自分自身の感じたことと著者の言いたいことを俯瞰して見る目線が、「本を読んでいる自分を読む」ということなんですね。
<参考>
NLPの用語を使って、別の切り口から同じことを解説しています。
まとめ
本は自分が読みたいように1人称で読むわけでも、著者の言うことを信じる2人称で読むわけでもなく、それらを客観視する3人称の視点で読むことを身につけましょう。
人称について参考になるのは、こちらの本です。
この中では3人称以上の視点も解説されていて、それらも高速大量回転法の習得や進化に応用できると思います。
理解を深めたいたい方は、是非読んでみてください!
読めば、本記事への理解が深まるだけでなく、ビジネス、日常生活、そして、運が良くなるための感情の制御方法が解説されています。
個人的に何度もくり返し読んでいるお気に入りの本です。
それでは今回はこのへんで。
デビっちんでした♪