裏の高速大量回転法

KTK(高速大量回転)法のやり方、習得へのヒント、読んだ本を中心に発信していきます

【3ステップ記憶勉強術】裏の高速大量回転法的な解説|「適応」x「変異」による創造的プロセス

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3ステップ記憶勉強術を実践しているけれど、何だか進んだ気がしない…

 

やり方はわかっているのに、効果を感じられないのは嫌だよね。3ステップの役割を新たな視点で解説するので、悩んでいる人は参考にしてみてください。

 

KTK(高速大量回転)法実践家のデビっちんです。

年間200冊以上の本を読んでいます。

今まで読んだ本はこちら 

デビっちん - 読書メーター

KTK法で、通関士試験、日商簿記2級に合格できました。 

 

今回、3ステップ記憶勉強術(思い出す→問いに変える→ざっくり読む)の役割を新たな切り口で解説していきます。

  • 思い出す→「適応」
  • 問いに変える→「変異」
  • ざっくり読む→適応と変異の往復運動

 

興味があれば是非チェックして3ステップ勉強術を加速させてください!

 

  

3ステップ記憶勉強術とは?

3ステップ記憶勉強術は、KTK法における必要最小限の行動原理

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3ステップ勉強術とは

3ステップ記憶勉強術は、「思い出す」→「問いに変える」→「ざっくり読む」のサイクルを回すことで、本やテキストの理解・記憶を加速させる勉強術です。

 

KTK(高速大量回転)法を最小限の行動原理に落とし込んだ、シンプルかつ美しいサイクルです。

 

素晴らしい理論は短く美しい!

 

KTK(高速大量回転)法とは

KTK(高速大量回転)法は、「いい加減で忘れっぽく、失敗しやすい」という脳の仕組みに適した読み方で、速く何度もくり返す(大量回転する)ことで記憶や理解を進める方法論です。

 

詳しくは、下記の記事で解説していますので参考にしてみてください。

www.kousokutairyoinfo.com

 

「3ステップ記憶勉強術」裏の高速大量回転法的な役割の捉え方

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3ステップ勉強術は、「思い出す」→「問いに変える」→「ざっくり読む」のサイクルを回すことでした。

 

シンプルな考え方なので、すぐに実践できます。

一方で、進んだ気がしないという声を聞くことがあります。

 

そんな悩みがある人は、各プロセスの役割を捉え直してみましょう。

  • 思い出す→「適応」
  • 問いに変える→「変異」
  • ざっくり読む→適応と変異の往復運動

 

それぞれ解説していきます。

思い出す→「適応」(Why)

「思い出す」をという「適応したか確認する」と捉え直してみましょう。

 

「思い出す」という言葉だと、この行為の目的は記憶の定着と考えてしまいがちです。

 

そこで、「どんな適応ができたか確認する」に言葉を変えると、記憶した・記憶していない、だけでなくKTK(高速大量回転)法で頻繁に出てくる「なじむ」という側面にピッタリです。

 

その回転、どんな適応ができた?

 

問いに変える→「変異」(How)

「問いに変える」を「どうやって変異を生じさせられるか確認」するに捉え直してみましょう。

 

変異を生じさせられないか?と言葉を変えると、色々な問いが生まれやすくなります。

 

わかったつもりを崩すための記事も確認してください。

www.kousokutairyoinfo.com

 

次の回転、どう変化を生じさせよう?

 

ざっくり読む→「適応」と「変異」をすばやく往復させる

「変異」で回転に変化を起こし、その問いに対する「適応」で自身の反応を観察していくこと、その両者をつなぐのが「ざっくり読む」です。

 

目標や目的に向かって、変異に対する適応をくり返していくことで徐々に洗練されていきます。KTK(高速大量回転)法で言うところの、深く細かく読んでいけるようになります。

 

3ステップ記憶勉強術は生物進化をベースにした創造的なプロセス

「適応」と「変異」の考え方は、『進化思考』という本から気づきを得ました。

 

『進化思考』では、偶発的なエラーの発生と、それに適応するための変化が生物進化のプロセスであり、創造的な思考も同じであると提言されています。

 

 

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『進化思考』との共通点を考えると、3ステップ記憶勉強術は生物進化をベースとした創造的な勉強術だとわかります。

 

3ステップ記憶勉強術の理論の素晴らしさを実感できたところで、行動しての悩みに対する解決法をお伝えします。

 

3ステップ記憶勉強術を実践しても効果を感じられない人への処方箋 

毎回3ステップを意識しなくてOK

真面目な人ほど、3ステップの各サイクルを必ず実施しているかもしれません。

 

資格試験の勉強において、「思い出す」は是非とも毎回の読みで習慣づけたいものですが、「問いに変える」は必ずしも毎回のサイクルに必要ではないです。

 

資格試験の勉強開始時は知らない言葉も多く読むだけでも大変です。学習初期は適応のサイクルに比重を傾け、特に「なじむ」ことを中心に回転させましょう。

 

言葉になじみ、楽に読めるようになってきたら「変異」を生じさせましょう。

急ぎすぎる変化には適応にも時間がかかります。

 

適応と変異、どちらのために回転させているか意識する

ただただ、思い出し、問いに変え、ざっくり読んでも進んでいる気がしない人は、

今の回転は「適応」と「変異」、どちらに主軸をおいているかを意識しましょう。

 

3ステップ記憶勉強術は、思い出す→問いに変える→ざっくり読む、が1つのサイクルですが、1連のプロセスを同時にやるのは初学者には難しいかもしれません。

 

学習初期の段階では各プロセスを個別に練習し、慣れてきたら1つなぎのサイクルにして勉強を加速させましょう。

 

慣れてくると、思い出しながら自然と問いがたって、気になるところを読みたくなります。

部分の練習をして実践の形につなぎましょう!

 

おわりに

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今回の記事では3ステップ勉強術の簡単な概要と、裏の高速大量回転法的な各プロセスの役割を説明しました。それを踏まえ3ステップ勉強術が進まないと感じている人に対する解決法をお伝えしました。

 

3ステップ勉強術を具体的に知りたい方は、以下の書籍を参考にしてください。

シンプルかつ美しい理論の詳しい説明や実践時の具体例も記載されています。

 

「適応」X「変異」の創造的プロセスの詳しい解説は、以下の書籍を参考にしてください!

  • 生物進化のプロセスと創造的プロセスの相似性

  • 意図的に変異を起こす方法
  • 適応する際に位置づけられる4つの分野等

読んでいてワクワクしっぱなでした。

豊富なワークも◎

2021年に読んで面白かった本のベスト5に入る本です(^^v

 

それでは今回はこのへんで!

デビっちんでした♪