ねえねえ、ざっくり止まらずに飛ばし読みするのがKTK(高速大量回転)法って聞いたけど、なんで飛ばし読みしていいの?
細かくわけたらたくさんあるんだけど、大きく3つの理由があるから今回解説するね!
飛ばし読みをしていい3つの理由
- 書き手と読み手のストック
- 思考と論理の違い
- 文章と脳の理解の構造の違い
それぞれ詳しく解説していきますので、読み飛ばすことに納得してKTK(高速大量回転)法の実践に役立ててください!
飛ばし読みをしていい3つの理由
納得感のある飛ばし読みをしていい理由は以下の本の序章で解説されています。
とても納得感のある飛ばし読みをしていい理由が記載されていますので、忘れたときや不安になったときにはすぐに再読できるように、ぜひ手元に置いておきましょう。
大きく3つの理由が紹介されていますので、文章を引用しつつ解説します。
- 書き手と読み手のストック(知識・経験・記憶)の違い
- 思考と論理の違い
- 文章と脳の理解の構造の違い
1.書き手と読み手のストック(知識・経験・記憶)の違い
『ゼロ秒勉強術』に記載された次の文章が大変納得感の高い説明となっています。
同じ文章を読んでも、いくらゆっくり、じっくり、きっちり、それこそ「1行たりとも読み飛ばさない」で読んだとしても、読み手が持つストック(知識・経験・記憶)と書き手のストックに違いがある以上、同じ体験にはなりませんし、同じ理解に達するとは限らないのです。
例えば、同じ講師の話を聞いても、理解度に差がつきますよね。
講師の内容を再現できる人がいる一方で、えー?なんでそうなっちゃうの?という人がいます。リアルな場でそうなるのですから、自分が読みたいように読む本ではなおさらです。
ですから、書き手と読み手のストックの違いをまずは受け入れ、その差を埋めるべく共通のものを増やしていくために、まずはわかるところを読むために飛ばし読みしていいのです。
2.思考と論理の違い
こちらも『ゼロ秒勉強術』から引用して確認していきましょう。
あくまでも本に書かれた文章というのは、著者がすでに理解したことを踏まえて、読み手が理解しやすいように整理して表現した形にすぎないのです。
ある読者を想定して、その読者が理解しやすいように文章を書くのが文筆家です。
著者はすべての人にわかって欲しい、受け入れて欲しいと思いつつも、ターゲットなる読者を想定して文章を書いているからです。
ですから、順番に読んで楽に読めるならそのまま読めばいいし、逆によくわからないなと思ったら、飛ばし読みして文章の順番や流れを自分で編集したほうが、結果として理解しやすいのです。
文章と脳の理解の構造の違い
文章はまるで「1本の線」のように、一直線で前から順番につながっていますね。もともと話し言葉から生まれた言語としては、こうならざるをえない宿命を持っています。
(中略)
写真や図でご覧になったことがあるかもしれませんが、脳はニューロンと呼ばれる神経細胞が網の目のように「ネットワーク」上につながったものです。けっして、1本の線としてつながっているわけではありません。
この脳によって、われわれは理解するのですから、理解というのも1本の線のように順番におこなわれたり、整理されたりするものではないでしょう。
「マインドマップ」で有名なトニー・ブザン先生も、一直線の退屈なノートよりも、脳の構造にあった放射上にキーワードを書くほうが記憶力はよくなると言っています。
書く方がそうなんですから、読む方もそうあっていいはずです。
冒頭でご紹介した本は、飛ばし読み以外にも有益な内容がたくさん記載されています。
タイトルに「勉強術」と記載されていますが、試験勉強をしていなくてもKTK(高速大量回転)法をマスターしたければ序章だけは必読です。
回数こなすのも大事ですが、納得しているほうが歩留まりが高くなりますからね。
また、こちらの本はアマゾンレビューで低評価されています。
低評価の本をオススメするの?
と思われるかも知れませんが、『人の行く裏に道あり花の山』という名言があります。
ブログ以外でオススメしていました
このブログでは『ゼロ秒勉強術』の紹介記事は書いていませんが、読書メーターというサイト内で感想を記載していました。
読書メーター
デビっちんのゼロ秒勉強術の感想です。
また再読したら、新たな視点で感想書くかもしれませんので、興味があったらチェックしてみてください。
デビっちんの読書メーターはこちらです。
https://bookmeter.com/users/435306
ゼロ秒勉強術についての他の人の感想はこちらです。
https://bookmeter.com/books/11463018
もちろん、読書メーターのお気に入り登録もメッセージも歓迎です!
司法試験合格者も参考にしていました
宇都出先生のメルマガで、KTK(高速大量回転)法で司法試験に合格された方も参考になさっていました。
シンプルに飛ばし読みということに納得され、速読できている云々に悩まなくなったとのことです。
悩まなくなったことで、くり返しの学習に集中でき、それが合格につながったようです。
詳しくは、宇都出先生のメルマガを再読してみてください。
2018年9月24日の分です。
同じ内容がブログにも記載されています。
https://ameblo.jp/kosoku-tairyokaiten-ho/entry-12416376916.html
う~ん、僕の体験や感想よりも 司法試験合格者の方が言うと説得力ありますね!
飛ばし読みを前提とした本の紹介
飛ばし読みをしていい理由と、その理由を解説してくれている本が最難関の資格試験合格に役立っていることがわかったら、早速飛ばし読みをしてみましょう!
といっても難しい本で実践するよりも、それに相応しい本で始めるのが効果的です。
まとめ
飛ばし読みしていい理由は、次の3つです。
- 書き手と読み手のストック(知識・経験・記憶)の違い
- 思考と論理の違い
- 文章と脳の理解の構造の違い
上記3つの詳しい内容は、ゼロ秒勉強術の序章で記載されています。
飛ばし読みしていい理由に納得してからKTK(高速大量回転)法の実践に入るようにしましょう!
「わかるところ」だけ飛ばし読みをくり返すことで理解が進む理由はこちらの記事で解説しています。
それでは今回はこのへんで。
デビっちんでした♪